代表コラム
代表コラム No.03
レントゲンでは見つからない関節の異常

「異常ありません」は大間違い
 ムチウチをされた方が痛みやしびれはあるのに、整形外科でのレントゲン検査では異常なし、といわれた、という話を本当によく耳にします。骨には異常がないのになぜ症状が続くのでしょうか?

 事故の衝撃によって、関節には損傷やズレというトラブルが起きます。生理的な状態の関節はいつでも動きやすい、動くのに適した状態にあるものですが、石灰化やコラーゲン癒着、潤滑不足などによって動きにくい、もしくは動かない関節というものもでてきます。

 つまり、非生理的な状態です。見た目はほぼ正しい位置にあっても、です。そういった関節をレントゲンで見つける事はかなり難しいでしょう。なぜなら、レントゲンは静止状態で撮るからです。体を動かしながらレントゲンで連写していけばそこそこ分かるのかもしれませんが(そもそも関節は見た目ではそこまで大きく動くものではないので、やはり難しいかもしれません)。

 私たちがどうして関節の細かい不具合を見つけられるのかというと、生理的な関節の状態をみるからです。つまり、必ず動かして関節の状態をチェックしているのです。だから、見た目はキレイな骨の並びでも動かしてみたら、癒着があった、ということもあるわけです。使っていなかったドアを動かした時にはじめて、蝶つがい(関節)という見えないところがサビているのに気づくのと似ているかもしれません。

ヒトコト多い代表のひとこと→
 症状が全くないのであればまだしも、お客さんが痛みやシビレを訴えているのに「異常ありません」というのもおかしな話だと思いませんか?原因が分からないから結局、痛みだけ鎮める、というパターン。そもそも、痛みやシビレがあること自体、異常あり、なのですからね。

レポート日:2005年4月
木村 康彦