代表コラム
代表コラム No.09
痛みは「冷やす」と改善されます!

熱とアイシング(冷却)について
きむらカイロではお客さんに必ず痛いところをよく冷やすようアドバイスしています。
え!冷やすの?とたいがいの方がびっくりされますが、疑いながらも試された方は、その効果にまた驚くようです。

今回は痛みの主役である熱とアイシングについてお話します。

  熱反応とは壊れた組織を修復する生体反応です。
異物がカラダの中入ってきたり、どこかぶつけたり、また関節がズレても起こります。

  カラダの組織の修復にはいつも以上にエネルギーを使用しますが、エネルギーの利用効率が100%ということはあり得ません。 せいぜい20~30%、残りは熱に変換します。つまり廃熱ですね。 車などの機械でもエネルギーのほとんどが熱になります。
エンジンって熱いでしょう?そう、hotなんです。

  ここで思い出していただきたいのが、人間のカラダはたんぱく質でできている、ということです。 たんぱく質に熱を加えるとどうなるでしょうか。 固まります。卵ならゆで卵です。
それじゃあ困るので、カラダのほうも水を集めたり(膝に水がたまるなんていいますね)、必要以上に温度が上昇しないように、何とかその熱を緩衝させようとします。それでも往々にしてオーバーヒートしやすい。自分たちが出した熱にかえってやられてしまう。

ここで外から熱を冷ます手伝いをしてあげれば、痛みのある場所の周りに熱などが拡がるのを抑えてくれます。
つまり修復作業が限られた場所で効率よく行われるように仕向けてあげるのがアイシングの役目です。熱がでるということは立派な生体反応、生きている証です。

でもそれが過剰になり過ぎないようにするのは人間の知恵なのです。
よく急性の症状は冷やして慢性は温めろ、なんていわれますが、正直言って関係ありません。そもそも、どの時点から慢性に変わるのかもあいまいですよ。プロでしたら痛む場所の微妙な深部熱がわかったりもします。

でも、痛みがあればそこに必ず熱が存在しますから、まずは痛みを目安にしたほうがいいと思います。 昨今、温める=カラダに良いという考えが一般的になっていますが、人間は熱を捨てながら生きている、ということを忘れないでください。

 っともっと細かい説明もしたいのですが、ちょっと難しい説明になってしまいそうなので、今回は省きました。

最後に、アイシングはあくまでも「局所」の冷却です。 冷やす部分は1ヶ所、多くても2ヶ所以内がいいでしょう。アイシングの詳しい方法はこちら→自宅でできる症状改善方法:痛む場所をアイシング(冷却)

 涼しい時期はしっかり洋服を着て、寒くないようにしてから。
全身を冷やすことと、熱部分のみ冷やすことは別モノですから。あしからず。

レポート日:2005年10月
木村 康彦