代表コラム
代表コラム No.14
よく動く子供の関節は歪まない

少年よ、じっとするな!

「動くこと」こそ、動物である証拠

我が家の子供を見ていると、つくづくじっとしていることがないとあきれながらも、感心することがあります。寝て静かになったと思ったら、寝相までダイナミックです。
動物であるヒトは動かないことがからだの歪みを生じさせる最大の原因であり、逆に動くことで健康を保っているということは今までにも述べてきました。礼儀など文化や習慣はひとまず置いておいて、子供は知らずに日々実践し、その恩恵を受けているわけです。

首の歪みを自分で改善した長女

子供の関節が歪まない、というわけではありません。
以前に長女が6歳の頃、ふざけて椅子から落ちて、軽く頭をぶつけたことがありました。本人も泣くほどの痛みではなかったようですが、その日の夜から首が痛い、首が動かしにくいと訴えてきました。実際に娘の首(頚椎)を触ってみると、見事に歪んでいました。早速自宅で矯正しましたが、せんべい布団の上での施術だったこともあり、5割も整えられませんでした。しかし「あ、ちょっと痛くなくなった」というので、その日は首を冷却しながら寝かせ、今度きむらカイロに来るように言いました。次の日は元気に保育園で遊びまわったそうです。
それから娘が痛みを訴えてくることはなく、施術もしませんでした。つまり、残りは自分自身で改善してしまったのです。冷却したことも改善を促進したのでしょう。しかし今考えると、娘の1日中動いて遊びまわるライフスタイルを考えれば、あの時矯正しなくてもやはり首の歪みはとれていたのだと思います。

大人もじっとしていたらダメ

関節は動くことではじめて潤滑し、正しい位置にあり続けようとします。当然そのことを子供は知っているわけでもなく、動きまわっているのです。ある意味、子供は幼ければ幼いほど動物に近いのでしょう。
じっとしていないということは、動物にとって、実に生理的で理にかなっている、ということになります。省エネも大事ですが、省エネしすぎるのも問題なのです。 もちろん、成長速度が著しい頃ですから、損傷部位の改善が早いということもあります。とにかく「生き急いでいる」時代ですから。大人が同じ速度で生きていたら腫瘍でもできたら増殖が速くて困ります。その個体に合った時間を有意義に過ごすことが大事だと思います。動いて改善するシステムはヒトという動物である限り、大人も子供も同じです。

きむらカイロが子供を施術しない理由

勝手ではありますが、これがきむらカイロが子供さん(中学生以下)の施術を基本的にお受けしない理由です(メールでご相談は受け付けております)。 自分で改善する能力が高いうちは、一番自然な方法で、つまり運動すること(最適な運動は歩行をすること)で改善してほしいのです。そして必要があればアイシング(冷却)を行うことで、たいていのこりや痛みはとれるはずです。
ただ現実は、受験勉強やゲーム、パソコンなどで、大人と同じ悪環境にさらされている子供さんが多いようです。昨今、肩こりや腰痛が確実に低年齢化しています。 皆さん、どうか十年後の関節、いえ体のことを考えて、あらためて運動することの大事さを考えて頂きたいと思います。

2009年6月