代表コラム
代表コラム No.17
整体師が教える正しい靴選びのポイント

理想は学校のうわばき!?

本来、人間は裸足(はだし)で歩いていた
きむらカイロでは「とにかくよく歩くこと」をおすすめしています。そこで「どんな靴を買ったらいいのですか?」という質問をよくいただきます。
ヒールが高い靴はよくないだろう、スポーツメーカーが作っている靴でも色々あるし・・・とみなさん悩まれるようです。
まず基本に戻って考えてみましょう。
足を地面につけて歩く動物の中で靴を履いているのは?そう、人間だけです。それも誰もが靴を履くようになってから、何百年と経っていないそうです。人間も本来は、裸足で土の上を歩いていたのであり、それが理想なのです。つまり、そのスタイルに近いのが正しい靴、というわけです。
足の裏から重力をインプットしている
さらに地面と足の裏の良い関係について考えてみましょう。わたしたち人間が生命活動を行うためには、基準が必要です。そのひとつが重力によるベクトル。骨の成長や損傷した組織を治す、そんなときも、DNAは重力ベクトルを感知しながら、方向を決めているのです。
では地球の陸上で生活する生物はからだのどこで重力ベクトルを入力するのか?答えは地面との接地部分、つまり足の裏です。地面と足の裏がピタッと接することで、正確な重力方向を入力します。だから、地面と足の裏は近ければ近いほど良い、ということになります。
文字通り、「地に足がついた」生き方をすることが大事なのです。
さらに、実は人間は体重の大半をカカト部分にのせて移動する骨格構造になっています。体重をしっかりカカトにのせ、地面を踏みながら移動すると、骨組みは積み木のように積み重なっているので、実は足だけではなく、カカトから頭の先まで、関節内の潤滑(なめらかさ)がアップし、関節面がきれいになります。さらに、関節の再形成を促進させ、骨格のトータルバランスを整えます。これがわたしたちが「よく歩くこと」をおすすめする理由です。
正しい靴選びのポイント
からだの骨格構造という視点から正しい靴を考えるとポイントは以下の3点です。

[正しい靴選びのポイント]
1.地面と足の裏が近いこと
2.靴底が平ら(フラット)であること
3.カカトに重心が乗せやすく、安定していること

骨格にとって良い靴、悪い靴とは?
カカトに重心をおくことが大切なのですから、カカトのヒールが高い靴はNGです。着地が不安定になり、なにより足裏の前部分ばかりに重心をのせてしまいます(外反母趾の原因!)。そして、地面と足の裏が遠いのでダブルパンチでNGです。
運動靴といわれているタイプでも、注意が必要です。意外と底が厚いものが多いのです。
私たちがオススメする靴は、靴底がペタンコの靴です。理想イメージに最も近いのが学校の上履きです。しかし、屋外ではコンクリート舗装された地面を歩く場合が多いので、もう少しクッションがあってもいいでしょう。とは言っても、一昔前に流行したようなエアの入っている靴底のものはダメです。地面と足の裏の伝達が不確かなものとなりますから。
また、いくらペタンコでもスリッパのような履物は無意識に脱げないよう床をすって歩くので、やはりおすすめ出来ません。
ちなみに靴の中もペタンコがよろしい。土踏まずなどのアーチは平らな地面を踏みしめるために必要な形状です。アーチは物理的に上からの力に強く、下からの力に弱いので、インソールがアーチ型になっているものは足関節が緩む方向に力がかかり、これもおすすめできません。

自分にあった素敵な靴に出会えると、外を歩くのが楽しくなるものです。ご自宅の靴箱にはからだが喜ぶペタンコ靴を1、2足、常に用意しておきましょう!

レポート日:2014年2月編集
木村 康彦